エネルギー研究所ー新たなエネルギーとは

エネルギーペイバックタイム(EPT)はエネルギー回収年数とも言われます。

エネルギーペイバックタイム(EPT)はエネルギー回収年数とも言われます。

発電設備が建設・製造され、寿命を全うして廃棄・処理されるまでの一環のライフサイクルにおいて消費されるエネルギーを、その発電設備を使用することで相殺できる期間を表します。

 

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エネルギーペイバックタイム

EPT計算式

エネルギーペイバックタイム(EPT)=ライフサイクル全体の消費エネルギー÷単位期間中に節約できるエネルギー

例えば太陽光発電の場合、製造時の原料採掘から始まり、発電設備と付属部品の製造および設置、使用後の解体、またそれぞれが行われる場所への運搬に関わるエネルギーなどをすべて合算された消費エネルギーを、太陽光発電を使う事で節約できるエネルギーで割って算出します。

エネルギー収支比はエネルギー投資効率とも言われ、EPT同様に発電設備の性能の指標のひとつです。

製造から処理までのライフサイクルで消費するエネルギーを1とし、その発電設備が期待寿命を全うする期間全体で節約できたエネルギーの総量との比が、エネルギー収支比となります。

 

EPR計算式

エネルギー収支比(EPR)={単位期間中に節約できるエネルギー×期待寿命(年)}÷ライフサイクル全体の消費エネルギー=寿命(年)÷エネルギーペイバックタイム(年)

EPTが長い太陽光発電

風力発電や水力発電と比べるとエネルギーペイバックタイムが長い太陽光発電ですが、風力発電などと比べて有利な点として、住宅やビルなどのもともと使用する用途の無い屋根に設置できること、また各容量は少なくても、建物ごとに設置して全体の出力を増やせること、さらに屋根に設置した設備で発電した電力を直接施設内で消費してエネルギーの地産地消を促せることなどが挙げられます。

つまり、「エネルギーペイバックタイムがより短い風力/水力の方がエコだから、太陽光発電より普及を進めるべき」というわけではなく、それぞれの利点を生かしながらエネルギーミックスのバラエティを富ませることが、より高度なスマートグリッド社会の実現につながる可能性が高いと言えます。

また現在は系統を通した売電を行う太陽光発電設備がほとんどです。

さらに10kW以上の設備は10kw未満よりも有利な条件で売電できる現行の売電制度を利用して、住宅でも全量を系統に送り、せっかく太陽光発電を付けているのに家の電力は購入するという家庭も少なくはありません。

太陽光発電の普及を進めて価格低下を促し、さらに将来的な普及の促進に貢献するという面では、全量売電制度を利用した住宅が増える事は悪いわけではありません。

これから目指されるべきなのは、蓄電池の低価格化も相まって太陽光発電の電力を地産地消をする方がお得になることで、系統にほとんど頼らない、独立型の太陽光発電が増えること。送電による損失が減ってエネルギー利用の効率が高まるのに加え、電力会社による常時の系統発電容量も減らせます。

つまり、エネルギーペイバックタイムだけでは測り得ない点で太陽光発電がエコに貢献できる可能性を大きく秘めていると言えます。

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エネルギー収支比の変遷と将来

ソーラーパネルの生産技術の向上とともに太陽光発電のエネルギーペイバックタイム(EPT)およびエネルギー収支比(EPR)も向上しています。表は多結晶パネルにおけるEPTとEPRの変遷を示していますが、徐々に向上していることが分かります。

2007年からはCIS太陽電池の普及も始まり、多結晶パネルと比べてEPT/EPRともに優れた技術として注目されています。

さらに近年は、よりEPT/EPRの優れた色素増感太陽電池の実用化に向けた開発が進んでいます。

 

まとめ

 

太陽光発電設置の際はパネルの性能と同じくらい、施工の質にも気を付けていただくことをおすすめします。

無駄な配線や異常な負荷のかかる設計は長期的な発電量損失につながる可能性があり、本来得られるべき発電量より少なくなればなるほどエネルギーペイバックタイムも長くなります。

人類が抱えているエネルギー問題、

現在の暮らしを見つめなおして、

未来の暮らしを考えてみましょう。

それでは、最後まで読んでくださって

どうもありがとうございました!^^

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してくださると幸いです◎




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